外反母趾は辛い

2020/12/08 ブログ
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患者さんから外反母趾で歩くのが辛いと相談されました。

 

体重を掛けただけで激痛なのでとても辛いですよね。

庇って動いていると他の指や反対の脚にも負担が掛かるので早期の治療が必要です。

 

外反母趾とは

-症状-
足の親指(第1趾・母趾)の先端が体の外側に曲がって変形(外反)し、指の付け根内側が突出し、その部分が靴の中で圧迫され痛みを生じます。足の裏にタコができて痛みを伴ったり、外反した母趾がとなりの指を押したり重なったりすることで、第2趾や第3趾に変形や痛みを生じることもあります。内反小趾(第5趾が体の内側に曲がる変形)を併発している人も多いです。

-原因・病態-
外反母趾の発生には、

  • 生まれつきの足の形(第2趾よりも第1趾の長いエジプト型の足が外反母趾になりやすいです)
  • 履物(先の細い靴やハイヒールなど踵(かかと)の高い靴を長時間はくと、体重の三分の一が足の前方部にかかり、足の指に強い圧力がかかります)
  • 加齢(肥満や筋力低下により足のアーチがくずれます)

などが関係しています。

一般人が靴を履かなかった時代、外反母趾になるのは一部の高貴な身分の人のみでしたが、第2次世界大戦後から靴を履く生活様式になった為多く見られるようになりました。

-治療-
見た目とレントゲン撮影で判断します。外反母趾診療ガイドラインでは、外反母趾角(母趾の骨と中足骨とのなす角度)が20度以上で外反母趾と診断します。20度~30度が軽度、30度~40度が中等度、40度以上が重度に分類されます。

 

保存治療

  • 先の細い靴やハイヒールなど、母趾を外側へ圧迫するような靴を履くことは、極力避けることが大切です。必要時以外は、スニーカーや踵の低い靴を履くようにしましょう。
  • 運動療法として、足指を使った体操が有効です。足指を使ったジャンケン(グー・チョキ・パー運動)、手を使って外反母趾を矯正する方向へ母趾を動かす運動、ゴムひもを使った体操、床に広げたタオルを足指でたぐり寄せる体操(タオル寄せ運動)などが有効です。短時間(10-20分)を、毎日行うことで、変形の進行を予防することができます。
  • 装具療法として、足の土踏まずや横アーチを高くした矯正装具などを用います。

 

手術治療
上記の保存治療を行っても効果が十分でない場合に手術療法を考慮します。変形の矯正には、最も効果が期待できます。骨切り術により外反母趾を矯正します。

 

軽度の外反母趾ではあれば運動療法が有効なので、しっかり動かせる人は治ります。サポーターなどで第1趾を体の内側に引っ張るのも良いと思います。ただし、第1趾と第2趾の間に挟むスポンジのようなものは、長さが短くて指先まで無い物だと逆に外反母趾を助長しますので注意が必要です。

 

痛みを感じ始めたら早期に治療を行って痛みのない人生を歩みましょう。

 

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