プールで感染症⁈

2021/08/07 ブログ
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夏になるとプールに入りたくなりますが、意外と気を付けてほしいのが感染症です。

大人は顔を着ける事があまり多くないので心配ありませんが、小さい子供はプールの水を飲んでしまうので俗に言うプール熱に注意しましょう。

そこで今回は夏場に多いプール熱について書いていきます。

目次

プール熱の原因・症状

アデノウイルス感染による夏風邪

プール熱は「咽頭結膜熱」とも呼ばれ、アデノウイルスが引き起こす風邪の1つです。プールでの感染が多く見られることから、日本ではプール熱とも呼ばれています。例年、6月頃から感染が増え始め、7月~8月をピークに流行することから、保護者の皆様はヘルパンギーナとあわせて夏風邪として耳にされていることがあると思います。(流行は夏ですが、プール熱は1年を通して感染します)。

​プール熱(咽頭結膜熱)の主な症状としては、

  • 発熱
  • 喉の炎症
  • 目やに
  • 目の充血
  • 頭痛
  • 悪寒
  • 食欲不振

などが代表的です。

熱が出て、頭痛、食欲不振、だるいなどという症状と咽頭炎による喉の痛み、結膜炎にともなう目の充血、目の痛み、目やになどの症状が出て、3~5日間ほど続きます。

プール熱は、アデノウイルスに感染することで発症します。くしゃみによる飛沫感染や、直接ふれる接触感染でもうつります。プールの水を通じて感染することからプール熱と呼ばれます。プールに入ったあとは、目や体をよく洗うようにしましょう。(子供の目の充血は塩素ではなく、尿が1番の原因なので洗眼薬などを使うのがベストです。)

​​こどもがプール熱に感染したら?​

水分補給と解熱剤などの対症療法

プール熱(咽頭結膜熱)を根本的に治療する薬はないので、こどもの自己免疫力で回復するのをサポートしてあげましょう。発熱は5日ほど続くことがあるため、脱水を起こさないよう、経口補水液などで水分補給したり、高熱による不快感を和らげるために解熱剤を使用しながら、こどもの免疫力で治るのを待ちましょう。

個人差はありますが、早くて1週間、長くても2週間くらいで症状は治まります。

症状がなくなって2日後から登校できる

プール熱(咽頭結膜熱)は、学校保健安全法における”学校感染症”に当たりますので、発症した場合には出席停止となります。症状がなくなった2日後から登校できるようになります。​

目の症状がなくてもプール熱?

熱と喉の赤みだけでは該当しない。ただし症状の変化に注意!

症状が喉の赤みと発熱だけという場合、プール熱(咽頭結膜熱)というのかどうかという点で意見が分かれます。

感染症法によれば、プール熱(咽頭結膜熱)とは

「診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、以下の2つの基準をすべて満たすもの

  • 発熱・咽頭発赤
  • 結膜充血

​上記の基準は必ずしも満たさないが、診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、病原体診断や血清学的診断によって当該疾患と診断されたもの」

と定義されています。したがって、感染症法の定義からすると、熱と喉の赤みだけでは咽頭結膜熱(プール熱)ではないということになります。この場合には出席停止にはなりませんし、症状改善時の登園、登校許可書は必要になりません。

とはいえ、病気というのは時間の経過とともに変化します。診断した時に熱と喉の症状だけでも、その後、目の症状が出ることがあるので注意してください。​その場合は手間ですが再度受診をお勧めします。処方される薬が変わる事がありますので判断に自信のない方は再受診と覚えておきましょう。

​アデノウイルス感染症って?

病態は感染者によってさまざま

プール熱(咽頭結膜熱)を引き起こすアデノウイルスですが、現在約50もの種類があり、A~Fの6つに分類されている多種多様なウイルスで、それぞれのウイルスに番号が付けられていて、ウイルスの種類によって引き起こす症状が異なる厄介なウイルスです。くわえて、感染した個人の状態によってどのような症状が出るか変わります。潜伏期間は大体5~7日間で、感染の経路としては、唾液、便、直接接触などです。免疫が付きにくく、種類がたくさんあるため、何回も感染する場合があります。

アデノウイルスに感染すると、

  • 肺炎
  • 上気道炎
  • 咽頭炎
  • 咽頭結膜熱(プール熱)
  • 流行性角結膜炎
  • 出血性膀胱炎
  • 腸炎

など、様々な病態を引き起こします。

他の病気の症状と区別がつきにくいので自己判断はせず医師の診断を受けましょう。

 

まとめ

プール熱だから大したことないと思いがちなアデノウイルスですが、色々な症状を引き起こす厄介なウイルスなので持病のある人などは医師の診断を受け適切な処置をしましょう。

長引かせても良い事はないので早期治療・早期回復を目指しましょう。

 

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